ビジュアルアーティストGustavo Alberto(from L.A.)さん

12月13日にコロンビア出身のビジュアルアーティストGustavo Alberto Garcia Vacaさんの来日パーティが横須賀のDJ BAR SHELLであり、パーティでVJをやらせてもらいました!その時のビデオをvimeoにアップしましたので、ご覧ください。その場の空気に揺れながら繊細な表現を見せてくれたGustavoさん。ものすごい集中力と真剣な表情にアーティスト魂をビジバシ感じました。イベントの終わりの方でGustavoさんと映像とグラフィックを使って少しコラボパフォーマンスしました。「おお、きみ面白いことやってるね!きみの映像やパフォーマンス好きだよ」って言ってくれたので、嬉しかったです。様々な国のアーティストと触れ合うのは刺激的で楽しいです。多様性を体感し、オープンマインドになり、自分の考えややりたいことがはっきりと見えてきます。


Gustavoさんがライブで描いた作品をもらったので部屋に飾っています。


Gustavo Alberto Garcia Vaca
http://www.chamanvision.com
コロンビア出身のGustavo Alberto Garcia Vacaはヴィジュアルアーティスト兼ライターとして活動し、その表現は写真、デジタル、執筆、描画と多岐にわたります。彼の作品は世界各国のギャラリー や美術館で展示されてきました。東京のパルコミュージアム日本科学未来館、その他ニューヨークや東京、ロンドン、ミラノ、ロサンゼルスのアートギャラ リーへの出展経験を持っています。過去に雑誌 Art in America、新聞 Los Angeles Times、雑誌 Relax、雑誌 Warpで掲載されています。
Gustavoの作品をフィーチャーしたレコードレーベルには、デトロイトテクノLos Hermanos/Underground ResistanceJeff MillsのAxis Records、Juan AtkinsのMetroplex、そして Francois KのDeep Space Mediaなどがあります。他にも、UKのドラムンベースのレーベル、Creative SourceやRam Records、JazzジャイアンJohn Coltraneの妻であり、アーティストであるAlice Coltrane(故人)が出演したJohn Coltrane基金のイベントなどにも作品を提供しています。
07年12月には、横浜・桜木町駅、創造空間9001にて開催された AC045 presents「Techno SoulTrain 9001」に出演し、ライブペインティングを披露。今回展示を行う、横浜中華街 I&I(アイ・アンド・アイ)の店舗ロゴデザインも手がけています。現在は、LAの先鋭的アーティスト集団「Unification Theory」に所属。エアロソル・グラフィティアーティスト MAN ONE、ビジュアルアーティスト Overton Loyd (Parliament-Funkadelicの専属イラストレーター/アーティスト)と共に、MAN ONEが主宰するCrewest Galleryを中心に精力的な活動を続けています。また、今年はNat King Coleの娘であり、女優であったCarole Cole(アルバムのリリース後、2009年5月に残念ながら他界)の企画した好リミックスアルバム「RE:GENERATIONS」(参加アーティス ト:The Roots, will.i.am, Cee-Lo, Natalie Cole, Bebel Gilberto, Stephen & Damian Marley and Brazilian Girls, Amp Fiddler, Cut Chemistなど)のプロジェクトにMANONE、Overtonと共に参加。洋楽好きにはお馴染みのロスの名所 CAPITOL RECORDSビルディング下に新たな世代の息吹を描き出しました。また、Madlib with MF DOOM aka.Madvillainなど、L.A.のレフトフィールドなヒップホップシーンとも連動した活動も積極的に行っています。WAX POETICS JAPAN No.5よりマンガを連載中。

横須賀で映像制作ワークショップ


[remoscope]とは、remoが考案したリュミエール・ルール*に則り撮影された映像を総称する造語です。
このワークショップでは、特別な技術はまったく必要ありません。
初心者、経験者を問わず「作品」をつくることができ、それぞれの作品を参加者とともに鑑賞し楽しみます。
なにげない風景がさまざまな視点で切り取られ、異化されていくその静かな驚きを味わう…そんな“句会”のようなワークショップです。

今回は米海軍基地を始め、三笠公園やドブ板通りなどで有名な横須賀を舞台に行います。

【日時】2009年12月6日(日) 14:00- 18:00
【場所】DJ BAR SHELL http://www.djbarshell.com/
【参加費】1000円 
【機材】こちらでご用意しております。
【定員】10名
【申し込み】氏名・連絡先(e-mail/電話)を明記の上tokyo★remo.or.jpまで申し込みください。(★=@)
【企画】remo*TOKYO [NPO法人 remo/記録と表現とメディアのための組織]

リュミエール・ルール】
[固定カメラ/無音/無加工/無編集/ズーム無し/最長1分]

【参考URL】
http://www.remoscope.net

現在、海外の多くでは「lumiere video」の名称で呼ばれています
http://videoblogging.info/lumiere/


●ワークショップの様子


ヨコハマ国際映像際にも参加したNPO法人remoのremoTOKYOが横須賀で映像制作ワークショップをしました。メンバーの方たちと、横須賀でもやりたいねと話していて実現。僕もスタッフで参加しました。場所は横須賀中央のSHELL。SHELLは毎週テクノやハウスミュージックのイベントをしていて、様々な国のアーティストも来日してプレイしています。ワークショップ前夜にもニューヨークからDJが来日パフォーマンスしていました。横須賀市の施設ではなくて、こういったアンダーグランドな場所で映像制作ワークショップをやるのは面白いです。当日は店のオーナーの亮さんも参加してくれて、楽しんでくれました。


ワークショップの内容は、1人1台ビデオカメラを持って横須賀の街に出ます。そして、リュミエール・ルールにのっとって自分の気になったものなどを撮影し、皆の前でそれを上映するというもの。それを2回繰り返します。外に出る時間は1回約1時間程度。短い時間なのですが、皆が撮影してきたものはそれぞれ違っていて面白く、なかには決定的なシーンを捉えたものも。リスたちが木の枝を渡る様子や、公園でゲームに夢中になる子どもたちの表情、焼き鳥屋さんの前で焼き鳥を食べる子ども、信号待ちをしている人々、ベンチに座っていて何かを語っている老夫婦、地面に落ちている氷、電灯の色を感情に例えたものや、飛び立つ鳥など、様々な場面を1人1つずつ発表していきました。


次々と上映されるビデオを見ていると、短い時間なのに、1人1人が見ていた世界が違うのに驚きます。他の人の見る世界に感動し、自分が見ている世界が全てじゃなくて様々な視点があると感じました。


●店のオーナーの亮さんの作品。横須賀中央の三笠公園のベンチで老夫婦が並んで話している。まさに、このベンチの後ろでたこ揚げをしたことがある思い出の場所なのでこの映像が出て来た時にはゆさぶられました。


●講師の現代美術家の藤井光さん。おつかれさまでした!


普段、横須賀でVJをしたりしていますが、2010年はこういう映像ワークショップもやっていきたいです。トークショウや自主制作のビデオやドキュメンタリーなどを見るイベントもしたいなと思ってます。

ヨコハマ国際映像祭2009(CREAM)

ヨコハマ国際映像祭2009に行ってきました。ホームページはこちら。http://www.ifamy.jp

ロケーションが良いので、近くのコンビニで買ったワインを飲みながら、お祭り気分で行ってきました。いくつかの作品が印象に残り楽しめました。本当は作品よりも、もっと飛んだ感じの「これはヤバイい!」っていうようなオープンな空間を期待していたのですが、あまりそういう雰囲気は感じられず。そこが残念でしたけど、充分楽しめました。



●新港ピアの入り口



●アルフレッドジャー「静寂の音」

ジャーは、これまで一貫して世界中に氾濫するマス・メディアの映像に眼差しを向けてきた。彼は、一枚の画像が持つ限られた情報の向こう側にある現実の出来事を提示し、映像が社会のなかでどのような役割を果たしているかを伝える。《静寂の音》は、ジャーの代表作とも言われ、ピュリツァー賞を獲得したある有名な写真をめぐるジャーナリズムの倫理性と、それをめぐる資本の問題を鋭く見る者に突きつける。


「私はアート界に潜入したジャーナリストみたいなものです。人々が見ようとしない情報を提示しようとしている。ジャーナリストとアーティストの仕事に大差はありません。作品を提示する文脈が違うだけ。どちらにも美的要素と倫理的要素があり、両者の割合は異なるかもしれませんが、どちらかの要素を完全に排除することはできないのです」ART ITインタビューより。

8分間、暗闇の静寂の中で短い文章が現れては消えるだけで、最後にあることが起きるのですが、この展示が一番好きです。耳元ではなく、心の奥で囁かれているようでした。新聞やTV、インターネットといったメディアよりも身体的であり、どうしても自分が関わらざるえないとこまで持っていきます。



●イム・ミヌク「SOS」

《SOS》(パフォーマンス記録)は、ソウルの中心を流れる漢江の開発への反対運動とシュプレヒコールが川岸で行われ、客船の船長がそこで独白を行うパフォーマンスの記録映像。自然と人々、そして権力についての関係性が浮かび上がる。

三角形に配置されたスクリーンとスピーカー。その中や外で鑑賞するんですが、これも面白かったです。どれだけいても飽きない。長回しシュプレヒコールが行なわれるシーンは2009年に見たどの映画のシーンよりも強烈で好きでした。



NPO法人remo+イルとイラ
「『アクティヴィズム3.0(仮称)』〜リーマン・ショック以後の世界の「新しい反資本主義の表現者」たち〜」

NPO法人remoとイルとイラの空間。自分の部屋にいるかのような落ち着ける空間でした。イラさん(成田さん)からは、今年イベントでのVJパフォーマンスを誘われて、出演出来て楽しかった思い出があるのですが、映像祭中は、ここで映画作りのワークショップやルールのないドラム・セッション、無買日でのアクションなどが行なわれたそうです。楽しそうな様子が伝わってくるブログはこちら。http://activism3cream.wordpress.com

壁に描かれたMike Millsの言葉は「人間なんだから人間らしく生きようよ」というメッセージ。Mike Millsは昔、この言葉をガールフレンドに言われ、郊外の家にグラフィティしています。「自分たちの弱さから目をそらさずにいようよ」という意味だそうです。Mike Millsが好きなので、一時期、雑誌などのインタビューを集めてました。


みなとみらいの夜。
「人々が見ようとしない情報を提示しようとしている」と話す、アルフレッドジャーさんの作品を体験できてよかったです。会期中は一度しか行けなかったのですが、だんだん盛り上がっていったようです。魅力的なシンポジウムなども開かれていて、逃した!って感じもあるのですが、映像が身の回りであふれて来ている今、こういう映像祭が次々と開かれていけば、映像祭自体がもっとよくなっていくんじゃないかなと思います。

2009.10.03 SiCK!にVJで参加

横須賀で行なわれているパーティ「SiCK!」にVJで参加してるのですが、ついにSiCKのオーガナイザーや皆が自分たちのお店をオープンさせました。SHELLを改装してDJ BAR SHELLとして新装開店。おめでとうございます!DJ BARというか完全にクラブで、10月3日(土)のオープニングパーティでbless moment名義でVJしてきました。またこの日は、色画用紙、カッター、はさみ、マジック、テープ持参、そしてコンビニでダンボールをもらって、工作しました。しばらくしたら、誰かが作った色々な模様が壁に貼られていました。
ずっと横須賀でやりたいことがあったので、いろいろ出来たらいいなと思います。映像のワークショップや誰もが参加できる上映会やトークイベント、アンビエント音楽と映像のイベントなど、色々と企んでいます。昨夜は、Pass Into Silenceの栄さんとスカイプ会議し、昼間は東京で別の方と映像ワークショップ関連の打ち合わせをしてきました。お楽しみに!





そして、次回はハロウィンパーティです。こちらもbless momentとしてVJで参加します。
10月31日(土)SiCK! DANCING HALLOWEEN x"DJ TASAKA SOUL CLAP TOUR 2009"
http://www.sickyokosuka.com/
Techno/House
22:00~till morning
ENTRANCE 2000yen with 1drink
GUEST DJ TASAKA
DJ SiCK DJs
VJ Pile Of Dog Shit bless moment
FOOD drink Me
毎年仮装した出演者とオーディエンスが夜明けまで踊り明かす、SiCK! DANCING HALLOWEEN!今回のGUESTは、国内最大のRAVE WIREに毎年出演、日本を代表するTECHNO ARTISTの一人であるDJ TASAKAがNEW ALBUM SOUL CLAPを引っさげてYOKOSUKAにやってきます。そして今年は31日HALLOWEEN当日の開催となる為、盛り上り必須!さらに全身仮装で遊びにきてきてくれる方には1drinkサービスします!

メディア・アクティビストたちの3泊4日のキャンプに参加

アジア各地のインディペンデントなメディア・アクティビスト、映像作家、ドキュメンタリー映画監督、美術家たちが参加している「Champon」の3泊4日のキャンプに参加しました。ドイツや香港や韓国、日本から参加者が集まりキャンプをしました。泊まった場所は空港から目と鼻の距離にある成田空港反対派の土地に今も建つ木の根ペンション。成田闘争の時の団結小屋で闘いの拠点だったそう。

キャンプは三里塚のツアーをして、ワークショップやバーベキューなどをしながら交流。いろいろと面白かったです。子供たちに写真ワークショプを行なってる韓国の益山(イクサン)メディアセンターの女性は「子供たちがそれぞれ撮影してきた写真を並べて、写真(人が見た視線)を見て、皆がそれぞれ違った視線を持っていることを子供たちに体感させる」と言っていたのが印象的でした。一見、同じ写真や映像を教えるのでも、ねらいをはっきりさせることで、受講している人が得るものは全く違ってくるのでしょう。

ペンションの2階の窓からは、空港の巨大な飛行機が目の前に見えました。この状況を実際に自分の目で見ることが一番重要だったかもしれません。空港の利用者は、すぐ近くで起こっている状況をほとんど知りません。目に見える距離なのに目に入らないのです。人は見たいものしか見ないのだし、見ようとしても「フェンス」や「距離」が障害となる時があります。でもそれを壊せるのが、想いを込めた行動だったり、叫びだったりするのでしょう。アートや映像といったメディアにも力があると信じています。

ミュージックビデオを作るにせよ、VJをするのにせよ、いろいろ見たものを生かして自分なりの行動が出来たらなと思います。








SiCK!とZINES MATE Tokyo Art Book Fair 2009に参加しました

SiCK!4周年パーティにpass into silenceのライブで参加しました(映像担当)。この日は5曲と5本のミュージックビデオを初披露。久しぶりに緊張したけど、楽しく出来ました。実は5本のミュージックビデオを作るのに、とても時間がかかってます。ライブの感想はおおむね好評で、仕事から帰って来て、毎日映像作りに没頭したのが報われた瞬間でもありました。細部をもう一度作り直して、次へといきたいです。

ライブを終えて、早朝、家で少し仮眠を取って、原宿へ。制作したZINE(手作りの雑誌のようなもの)を出展している「ZINES MATE Tokyo Art Book Fair 2009@原宿」へ向かいました。会場は想像以上に人で溢れていて、全く知らない人が自分のZINEを手に取ってくれて読んでいる姿を見ていると嬉しくなります。会場の様子を小さなビデオカメラで撮影したので、vimeoにアップしました。会場がどんな感じだったかは下のビデオを見てみて下さい。
 

2009.07.12 ZINES MATE Tokyo Art Book Fair 2009@VACANT from takaaki hirano on Vimeo.


会場で購入した写真家Mark Borthwickの音楽CD。本人の手作り感でいっぱい。

Mark Borthwickの写真集「not in fashion」


今回、2つのイベントの準備などが激しく忙しく、ZINES MATEの方はキャンセルしようかと一瞬思ったのですが、やりきって良かったです。睡眠不足と頭痛にも勝るものを得ました。

本日SiCK!4周年パーティでライブ、明日はアートブックフェアに参加

ZINE'S MATE: TOKYO ART BOOK FAIR 2009
http://www.zinesmate.org/
http://www.zinesmate.org/exhibitors/1475/

pass into silence

ケルンのアーティストScott

本日、SiCK!4周年パーティです!みなさん遊びに来て下さい。僕はpass into silenceでライブします。ゲストでドイツのケルンからアーティストScottが来日ライブします。pass into silenceもドイツのケルンの音楽レーベルKOMPAKTから作品をリリースしています。

翌日は日本初の大規模なアートブックフェア「ZINE'S MATE: TOKYO ART BOOK FAIR 2009」に参加。主催は本屋さんUtrecht(ユトレヒト:代表 江口宏志)とイギリス・ロンドンを中心に活動するPAPERBACK(代表 Oliver Watsonオリバー・ワトソン)。ZINE(ジン)と呼ばれる出版物を中心としたブックフェアです。Bless Momentからは僕と相方の竹ちゃんがそれぞれ作品を出展。どちらともコンビニのコピー機で作ったZINE(ジン)で、僕の方は日々感じる感情を小さな物語に変換した文章を中心に構成したもので、竹ちゃんの方は写真集です。1部1000円で売っていますので、会場に遊びに行く方はぜひ見つけてみてください。


SiCK! 4th Anniversary Party
2009.07.11(sat)
START 22:00 @ANGELO
Entrance 2000Yen with 1drink
公式ホームページ http://www.sickyokosuka.com/
[DJ]
SiCK DJs
[VJ]
Pile Of Dog Shit
Bless Moment
[LIVE]
pass into silence
[GUEST]
Scott (Traum / Germany)

pass into silence

pass into silence は、楽曲担当のTetsuoと映像担当のMayuchiのアンビエント・ユニットとしてス タート。KOMPAKT(ケルン)のWolfgang Voigtに見いだされ、2003年に"Pop Ambient 2004"に収録された "sakura"でデビュー。2004年にはKOMPAKTよりファーストミニアルバム"Calm like a Millpond"をリリースし、海外でも高 い評価を得る。"Pop Ambientシリーズ"には2004〜2006まで3年連続で楽曲が収録された。 その後、活動を一時休止したが、映像担当にTakaaki Hiranoを迎え、音と映像が完全同期したライブ を行うことを目的に、アンビエントのみならず、テクノ、ハウスもプレイする新生pass into silence として活動を再開。待望の初LIVE。

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ZINE'S MATE: TOKYO ART BOOK FAIR 2009
公式ホームページ
http://www.zinesmate.org/
Bless Moment紹介ページ
http://www.zinesmate.org/exhibitors/1475/