メディア・アクティビストたちの3泊4日のキャンプに参加

アジア各地のインディペンデントなメディア・アクティビスト、映像作家、ドキュメンタリー映画監督、美術家たちが参加している「Champon」の3泊4日のキャンプに参加しました。ドイツや香港や韓国、日本から参加者が集まりキャンプをしました。泊まった場所は空港から目と鼻の距離にある成田空港反対派の土地に今も建つ木の根ペンション。成田闘争の時の団結小屋で闘いの拠点だったそう。

キャンプは三里塚のツアーをして、ワークショップやバーベキューなどをしながら交流。いろいろと面白かったです。子供たちに写真ワークショプを行なってる韓国の益山(イクサン)メディアセンターの女性は「子供たちがそれぞれ撮影してきた写真を並べて、写真(人が見た視線)を見て、皆がそれぞれ違った視線を持っていることを子供たちに体感させる」と言っていたのが印象的でした。一見、同じ写真や映像を教えるのでも、ねらいをはっきりさせることで、受講している人が得るものは全く違ってくるのでしょう。

ペンションの2階の窓からは、空港の巨大な飛行機が目の前に見えました。この状況を実際に自分の目で見ることが一番重要だったかもしれません。空港の利用者は、すぐ近くで起こっている状況をほとんど知りません。目に見える距離なのに目に入らないのです。人は見たいものしか見ないのだし、見ようとしても「フェンス」や「距離」が障害となる時があります。でもそれを壊せるのが、想いを込めた行動だったり、叫びだったりするのでしょう。アートや映像といったメディアにも力があると信じています。

ミュージックビデオを作るにせよ、VJをするのにせよ、いろいろ見たものを生かして自分なりの行動が出来たらなと思います。